露大統領がサウジ王子と電話会談、上海協力機構での協力を確認

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン王子と電話会談を行い、上海協力機構における連携について意見を交わした。また両者は会談でエネルギーの安定供給に向けた協力、貿易関係の強化、及びドンバス地域での戦闘行為に関わっていた外国人戦闘員捕虜の身柄引き渡しについても意見を交わした。ロシア大統領府が発表した。
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ウズベキスタンの古都サマルカンドで開催された上海協力機構のサミットではサウジアラビアにパートナーのステータスを付与することが確認された。サルマン王子は国際情勢で重要性を増していく上海協力機構の役割を指摘し、王国としてこの活動に積極的に参加する姿勢を表明した。
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また会談では国際原油市場の安定についても意見交換が行われた。双方はOPECプラスの枠組みにおける協力を高く評価し、今後も協調を継続することで合意した。10月12日から14日にかけてはモスクワで「ロシア・エネルギーweek」が開催されることになっており、このイベントにサウジアラビア代表団はスペシャルゲストとして参加する。
加えて会談では経済協力の強化、及び物流の強化についても意見を交わした。また、ドンバス地域の戦闘に加わった外国人戦闘員捕虜の身柄引き渡しについて、ロシア側はサウジアラビア政府の要求に応じることを表明した。
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