ジャンピエール報道官はブリーフィングの中で、ウラジーミル・プーチン大統領の発言を重く受け止めるとしつつ、現時点においては自国の抑止力を発動する上での理由は見いだせていないとした。ロシアが核兵器を使用すれば、その結果は世界全体とって破滅的なものとなり、ロシアは国際舞台から追放されると牽制した。
また、ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、およびウクライナ南部のザポリージャ州、ヘルソン州で実施されている住民投票について、仮にこれらの地域がロシア領に編入される場合、米国は同盟国と連携して強力な経済制裁を迅速に発動するとした。また、仮にこれらの地域が編入されたとしても、住民投票の結果は受け入れないと指摘した。
一方、米国はロシアとの対決は希望しておらず、ウクライナ情勢の管理に努めることで直接対決を避けると強調した。
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