NHKの報道によると、猪木さんは1日朝、心不全のため亡くなった。
猪木さんは、少年時代にブラジルに移住。ブラジル訪問中の力道山にスカウトされて帰国し、プロレスラーとしてデビューした。1972年に新日本プロレスを旗揚げし、ボクシングヘビー級世界チャンピオンであるムハマド・アリ(米国)との異種格闘技戦など数々の名勝負を繰り広げた。
1989年、参院選に初当選。1990年、飛行機をチャーターして湾岸戦争下のイラクに入国。イラク側と交渉し、日本人全員を含む人質の解放につながった。
2013年の参院選では、日本維新の会から立候補して当選し、18年ぶりに国政へ復帰した。北朝鮮への訪問歴も多く、同年、要人との会談やスポーツ交流のため参院の許可を得ずに訪朝し、30日間の登院停止の処分を受けた。
2019年に政界から退いた。2021年1月から腰の治療のため入院し、その後腸捻転を発症し手術を受けていたことを自身のYouTubeチャンネルで公表していた。
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