「ノルドストリーム」の爆破工作

「ノルドストリーム」テロに関与していないとする米国の主張は矛盾=元米軍大佐

米国防総省長官の元顧問で退役大佐のダグラス・マクレガー氏は、ガスパイプライン「ノルドストリーム」へのテロ攻撃に関与していないという米政府の主張は論理に反しており、米政府にとって有益ではないと語った。
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マクレガー氏は、スプートニク通信に対し「これまでの発言や(政権の)盤上の駒の動かし方を考えると、バイデン(米大統領)政権は関与していないという主張は非論理的だ」と述べた。
また、マクレガー氏は、米国のエネルギーに対して欧州の依存度が高まることから、ガスパイプラインの破壊は米国にとってメリットであると指摘した。同氏は特に、短期的に米国への依存度が高くなったというドイツ経済の例を挙げた。
「ノルドストリーム」の損傷 ロシアでも欧州でもなく、米国にとって有益=露国連大使
マクレガー氏は「これは巧みな操りであり、パイプラインの破壊によって誰が『得をする』のかを示すものであるため、重要である」と指摘した。
米政府は、ロシアのガスを欧州に輸出するパイプラインが破裂した原因は「意図的な破壊行為」であるとし、関与を否定している。
9月26日、「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」でガス漏れが発生した。デンマーク当局およびスウェーデン当局の情報によると、デンマーク領ボーンホルム島沖で「ノルドストリーム1」の2か所、「ノルドストリーム2」の1か所でガス漏れが見つかった。
スプートニクは、ノルドストリーム爆破は国際的なテロ行為であり、ロシア情報機関は西側諸国がこの犯罪の背後にいることを示す証拠を握っていると報じている。
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