その後、「ロナルド・レーガン」は26〜29日に米韓、30日に日米韓の共同訓練を行った。北朝鮮はこの時期に日本海に向けてミサイルを6発発射した。
そしてこれらの訓練が終わると、北朝鮮は4日、中距離弾道ミサイルを発射。このミサイルは日本の青森県上空を通過し、日本の排他的経済水域外の太平洋上に落下した。この時の飛行距離は4600キロメートルであり、北朝鮮はインド太平洋での米軍拠点であるグアムを射程に収めたことを誇示した可能性がある。
また6日、北朝鮮は日本海に向けてミサイルを2発発射させた。これは、同空母が朝鮮半島周辺に戻ったタイミングで行われ、2発のうち1発は韓国東海岸への打撃力、もう1発は同空母が再展開した日本海への攻撃力を表しているという。
韓国統一研究院の洪珉(ホン・ミン)北朝鮮研究室長は、北朝鮮による相次ぐミサイル発射の意図について「量産・配備された兵器の運用能力を見せつけることにある」と指摘している。つまり、北朝鮮は、量産段階のミサイルの運用に重点を置いて発射実験を繰り返している可能性がある。
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