米国は、ウクライナ東部・南部、特にハリコフやヘルソンでの戦闘に集中するようウクライナに求めたという。一方、ウクライナ当局は最近、クリミアなど遠方の標的を攻撃するための地対空ミサイル「ATACMS」の供与を求める動きを強めている。同誌によると、米国がこのミサイル提供に消極的なのは、ロシアとの紛争を拡大させることなくウクライナを支援する方法について、活発な議論を交わしていることを反映したものだという。これよりも前、米国防総省の副次官補は、「ATACMS」の供与に意味を見いだせないと指摘した。ウクライナに供与した高機動ロケット砲システム「HIMARS」が、クリミアを含むロシアの標的の「圧倒的多数」を攻撃することが可能なためだ。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は7日、「ウクライナへの無謀な支援と、紛争の当事者として関与する」ことに対して、米国に警告すると述べた。関連記事