クリミア大橋爆発 旅客列車の運行が再開

8日、ロシア南部のクリミア半島とクラスノダール地方を結ぶクリミア大橋(ケルチ海峡大橋)で起こった貨物車両の爆発後、鉄道が復旧した。クリミア半島のシンフェロポリーモスクワを結ぶ旅客列車がクリミア大橋を通過し、クラスノダール地方方面へ向かった。旅客会社「グランド・サービス・エクスプレス」が伝えた。
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列車は予定通り、現地時間8日17時10分にクリミア半島のシンフェロポリを出発した。
事故後の8日夕方、クリミア大橋上を試運転用の貨物列車が通過し、専門家が線路や構造の点検を行った。その後、運輸省は列車の線路使用許可を下した。
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露国家反テロ委員会によると、現地時間8日午前6時7分(日本時間同日午後0時7分)ごろ、ロシア南部クラスノダール地方のタマン半島とクリミア半島をつなぐ自動車専用道で貨物自動車が爆発した。並行して通っている鉄道線の7両の燃料タンク車に引火し、大規模な火災が発生。火はほぼ消し止められたが、自動車道路の一部は崩落した。
モスクワ時間8日16時頃、クリミア共和国のセルゲイ・アクショーノフ首長は、橋の自動車道路の通行が再開されたと報告した。トラックやバスはフェリーを利用する必要があるが、アクショーノフ氏は、橋の横断については24時間以内に解決されると強調した。
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