プーチン大統領は「ロシア連邦領内でテロ行為を実行する試みが続く場合、対応は厳しく、そして脅威のレベルに合致したものとなる」と強調した。
プーチン大統領は、クリミア大橋での破壊工作をテロ行為だと指摘した。ロシア南部クラスノダール地方のタマン半島とクリミア半島をつなぐクリミア大橋の自動車専用道で8日、貨物自動車が爆発し、大規模な火災が発生、自動車道路の一部が崩落した。
プーチン大統領によると、ウクライナの情報機関はロシアのクルスク原子力発電所に対してすでに3回テロ行為を実施しており、発電所の高圧の送電線を何度も損傷させている。またロシアの電力施設やガス輸送インフラに対してその他にも一連のテロが行われ、そこにはガス輸送システム「トルコストリーム(TurkStream)」の1区画での爆破の試みも含まれるという。
プーチン大統領はまた、ザポリージャ(ザポロジエ)原子力発電所に対する攻撃を「原子力テロ行為」だと指摘した。
またプーチン大統領は、「キエフ政権はその行動によって事実上、国際テロ組織、最も唾棄すべき集団と自分自身を同列に並べた。この種の犯罪を対応せずに放っておくことは、すでにただ不可能だ」と述べた。