「ノルドストリーム」の爆破工作

「ノルドストリーム」が通るフィンランド湾付近で地震相次ぐ 小規模な爆発との見方も

フィンランド地震研究所によると、10月20日から21日にかけて、ロシア・サンクトペテルブルクに近いフィンランド湾で発生地点が不明確な小さな地震が複数回記録された。同区域はガスパイプライン「ノルドストリーム」のパイプラインが通っている。フィンランドの専門家は比較的小規模の爆発があった可能性について言及した。
この記事をSputnikで読む
地震は10月20日、21日にロシア・サンクトペテルブルクに近いプリモルスクとヴィボルグ付近で発生したと明記されている。露国営ガス大手「ガスプロム」のウェブサイトに掲載されている地図によると、ガスパイプライン「ノルドストリーム」のパイプラインがほぼ同じ区域を通っている。地震発生地点からパイプラインまでの正確な距離は特定できなかった。
モスクワ時間の20日、12時35分にマグニチュード2.0、14時02分にマグニチュード1.5、17時54分にマグニチュード1.5、18時32分にマグニチュード1.4の地震が発生したと報告されている。
「ノルドストリーム」の爆破工作
「ノルドストリーム」破壊工作の真実は、欧州の人々を驚かせる可能性がある=ぺスコフ大統領報道官
21日にも、ほぼ同じ地域、同じ時間間隔で地震が記録された。
フィンランド最大の新聞「ヘルシンギン・サノマット(Helsingin Sanomat)」は、ヘルシンキ大学地震学研究所の専門家ヤリ・コルストロム氏の推定を引用。同氏は、比較的小規模な爆発、および約50〜100キログラムの爆発物について言及している。しかし同氏は、事故の原因についての推測を避けた。
9月26日、ロシアが欧州向けにガスを輸送するパイプライン「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」の2か所で同時にテロが行われた。
関連ニュース
「ノルドストリーム」へのテロ攻撃、最悪の事態を引き起こすNATOの能力を示した=仏政治家
ノルドストリームのテロ調査はロシア抜きで行われ、望む結果に合わせて調整されている=ペスコフ露大統領報道官
コメント