米国の主張は「汚い爆弾」に関するロシア側の懸念を裏付ける=露外務省

軍縮・国際安全保障の問題を扱う国連総会第一委員会で米国の代表が行った演説はウクライナが「汚い爆弾」を用いた扇動行為を実施した後に、全ての責任をロシア側に押し付け、まさにロシアこそが戦術核兵器を使用したと非難するという、ウクライナの偽旗作戦に関する懸念を裏付ける形となった。ロシア外務省不拡散・軍備管理局のコンスタンチン・ボロンツォフ副局長が表明した。
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先に国連総会第一委員会で米国のブルース・ターナー代表は「汚い爆弾」を使用した扇動行為をウクライナが用意しているというロシア側の主張について、「ロシアが戦術兵器を使用する上での潜在的口実を捏造することを目的とした、さらなるデマの例」と評価していた。また、「ロシアが取り組んできた核兵器による脅し」に他ならないとも指摘していた。こうした発言を受けロシア外務省のボロンツォフ副局長は次のように反発した。
「汚い爆弾」の状況については表明しておきたい。米国の代表団は我々の懸念を裏付けたに過ぎない。キエフのレジームが扇動行為を行い(我々の元にはこの点について極めて正確な情報があるが)、まさにロシアが大量破壊兵器を使用したと批判する上でのシナリオが用意されているのだ。
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ボロンツォフ副局長によると、ロシアによって核兵器が使用されたと非難した後に、ロシアへの信頼失墜、及び国際社会におけるロシアの孤立化を進めるというアンチ・ロシアのキャンペーンが実行されるという。
我々はこうしたことを全て経験してきた。しかし、こうした計画は成功しない。いかにキエフと西側の管理人がそれを隠蔽しようとしても、我々はこの場において、そして今も国際社会全体に対し、用意されている扇動行為について警告を発している。その上でキエフの政権、及びそれを管理する西側の国々に対し要求する。世界を核衝突へと導き、何の罪もない人々の命を危険に晒す行為を中止せよ。核の船を揺らすことはもうたくさんだ。
ウクライナでの露特別軍事作戦
ウクライナの「汚い爆弾」による挑発行為について分かっていること
先にロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連次席大使は国連の安全保障理事会で開かれた緊急会合後の記者会見で、ウクライナが「汚い爆弾」を使う可能性は高く、ウクライナはそれを製造する上での可能性を保有しており、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はロシアとNATOの直接衝突を目指していることから、この爆弾を使用する理由が十分にあるとした。また、ロシア側がウクライナの計画を明かしたことにより、ウクライナの指導部では動揺が起こり、計画を隠蔽する上での様々な工作が行われていると主張した。
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