独国営放送「ドイチェ・ヴェレ」などが現地警察の話として伝えたところによると、空港の技術職員が27日、ランディングギアの点検中に格納室内の男性の遺体を発見。遺体のそばには酸素マスクとボンベが横たわっていたという。この機体は同日早朝にテヘランから到着したものだった。
警察は捜査を開始するとともに、遺体の身元を調べている。また、これを受けルフトハンザ社は、28日のイランードイツ便を運休とした。
独統計局によると、2021年時点でイラン系のドイツ国民は最大で27万2000人と推計されている。また、在独イラン人(イラン国籍者)も10万人規模に上るというデータもある。
イランでヒジャブの被り方が正しくないとして警察の拘束を受け死亡したアミニ・マフサさんの事件を受け、ベルリンでは在独イラン人を含む約8万人の市民がイランの抗議活動を支持するために街頭デモを行った。
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