イランで16歳少女が死亡 メディアは新たな抗議活動を引き起こす可能性を指摘

イランのコルデスターン州サナンダジュで27日、16歳のサリナ・サエディさんが死亡した。この件について、一部報道では国内の抗議活動をさらに煽るため、ヒジャブの被り方が正しくないとして警察の拘束を受け死亡したアミニ・マフサさんの事件と意図的に結びつけられているという。同国のファルス通信が28日に報じた。
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ファルス通信は「サナンダジュに住む16歳の少女、サリナ・サエディさんが昨日(27日)、自宅アパートで死亡した。両親は娘の蘇生を希望し、地元の病院へ搬送した」と報じている。
同通信の指摘によると、イラン国内で不安を煽る反イラングループは現在、サエディさんの死を進行中の抗議活動と結びつける偽の記事を大量に流しているという。
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この点に関し、同通信は「初回の医学的検査で、サエディさんの死因は、偶発的あるいは故意の薬物過剰摂取であることが示された」というサナンダジュ市長のコメントを引用した。
なお28日、南東部シースターン・バルーチェスターン州ザーヘダーンのマッキ・モスク付近で集団破壊行為が発生。イランのタスニム通信によると、暴動の最中、身元不明の集団が市民や警察官に向かって発砲し1人が死亡、14人が負傷した。
9月中旬、ヒジャブの被り方が適切ではなかったとの理由で警察に逮捕されたマフサ・アミニさん(22)が拘束時に死亡したことを受け、イラン全土で警察を非難する抗議行動や騒動が1カ月以上続いている。
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