仏政治家、ウクライナ側の報道にファクトチェックを呼び掛け

2007年のフランス大統領選に立候補していたセゴレーヌ・ロワイヤル氏(元エコロジー・持続可能開発・エネルギー大臣)は、ポーランドで起こったミサイル落下事件に関するウクライナ政府の誤った主張を踏まえ、ウクライナが発信する情報の信憑性をチェックする必要性を指摘した。
この記事をSputnikで読む
ウクライナ政府は独自の情報として、ロシア側からミサイル攻撃が頻繁に行われているという情報を拡散している。これについてロワイヤル氏はツイッターへの投稿で次のように記した。
「ウクライナは毎日、数百発の空爆について表明している。誰がこの情報を確認したのだろうか。ポーランドに関するフェイクがあったが、これは危うく世界大戦の引き金を引くところだった。独立した情報だけが拡散されるべきである」
このようにロワイヤル氏は指摘し、ウクライナとロシアの停戦交渉再開に向けた仲介ミッションを速やかに立ち上げるよう呼びかけた。
ポーランドとウクライナ、ロシアとNATOの直接対決を目指す=露国連大使
先にゼレンスキー大統領はロシア側がNATOを攻撃したと主張し、集団的自衛権を行使する必要性をNATOに訴えていた。
ポーランド・メディアは15日、2発の「ミサイル」がポーランド東部ルブリン県に着弾したと報じていた。これにより民間人、2人の死亡が明らかになっている。ルブリン県はウクライナ、ベラルーシと接している。ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領は先にいかなる主体が「ミサイル」を発射したかを示す証拠は確認されなかったと表明していた。
軍事専門家のアレクセイ・レオンコフ氏がリアノーボスチ通信の取材で発言したところによると、今回の事態はウクライナ側が発射した旧ソ連製S300ミサイルによる爆発の可能性が高いという。ウクライナ軍の発射した弾道ミサイルが居住区に着弾する事態はこれまでにも多数確認されている。
米国防総省はこの事態を受け、事実確認を進めている。事実確認が完了するまでNATO第5条(集団自衛)について言及する時ではないと公式に表明している。
なおホワイトハウスのアンドリアン・ワトソン国家安全保障会議(NSC)報道官はミサイルについて、ウクライナ軍が発射した可能性が極めて高いと認めたうえで、調査結果が如何なるものになるとしても、ウクライナには自衛権があることから、ポーランドで起こったミサイル事故の責任はロシア側にあると主張している。
関連ニュース
西側はウクライナ軍の防空ミサイルがポーランド東部に落下したと指摘、ゼレンスキー大統領は関与を否定
ウクライナが南コーカサスの紛争に非人道兵器の白リン弾を供与=米上院外交委員長
コメント