アル=ハラミ氏は、スプートニク通信に対し「G7、EU、オーストラリアがロシア産原油価格に上限を設定するという決定の結果は、石油市場にとって危険である可能性があり、この決定はOPECプラス諸国によって反対されるべきである」と述べた。
EU、G7、オーストラリアは2日に声明を発表し、海上輸送によるロシア産原油の上限価格を1バレル60ドルに規制することで合意したと発表した。上限価格は12月5日から適用される。
アル=ハラミ氏の意見によると、こうした決定の危険性は、将来、石油輸出国すべてに例外なく同様の決定が適用される可能性があるということだ。「このような欧州の決定に従い、合意することは、産油国の利益にはならない」と強調した。
アル=ハラミ氏は、ロシアは主権的権利であるこの決定に従わないだろうと指摘した。「ロシアには、ロシア産石油をタンカーで自由に運び、欧州やG7諸国以外の世界の新しい市場に送るための海軍艦隊がある。このため、ロシアは中国、インド、トルコ、アフリカ大陸の国々へ石油の輸出を増やすことができる」と付け加えた。
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