自国を犠牲にしてまでウクライナを支援すべきでない=仏政治家

フランスは自国の軍備が不足する中でウクライナに対して兵器供与を行っており、これは正気の沙汰ではない。フランスの保守政党「愛国者」のフロリアン・フィリッポ党首が表明した。
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フィリッポ党首はツイッターへの投稿で、「軍備がほぼなくなったが、我々はゼレンスキーに兵器と弾薬を供与し続けている、この完全なる狂気の沙汰を止めるべきだ」と記した。
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先に、現地メディア「オピニオン」には「フランス軍、軍備は完全に消えた」と題された記事が掲載された。この記事にはフランス国際研究所の報告書が掲載されていた。それによると、フランス軍がウクライナに然るべき兵器供与をできない理由は軍備不足によるという。研究によると、過去30年の間で欧州は軍備を最大限にまで削減してきたとのこと。また2007年から2017年にかけて軍備が削減された際、軍事予算は他の予算にまわされ、それ以降この予算が戻されることはなかったとのこと。
フランス軍は自走榴弾砲「カエサル」75両のうち、24両をウクライナに供与したほか、既に使用されていない旧式の自走榴弾砲に加え、短距離地対空ミサイル「クロタル」、装甲輸送車両「バスティオン」、燃料、弾薬、医薬品、携帯食なども供与している。
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