セルビア・ラジオ・テレビの生中継でヴチッチ大統領はウクライナ軍とロシア軍の状況について、両軍ともに前線が「膠着」したとの見通しを示し、次のように発言した。
「すべてが困難だ。一方も、もう一方も弾薬、兵士が足りていない。そして一方も、もう一方も最良の兵士を失った。思うに、この戦争は翌年以降も続き、次の冬は世界史上最も厳しいものとなる」
ウクライナのインフラ施設に対する空爆は10月10日以降続いている。この空爆はクリミア大橋で発生したテロ行為の2日後に始まった。
先にロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナのインフラ施設に対する攻撃について、クリミア大橋に対する空爆への報復措置に他ならないと説明していた。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は英誌エコノミストの取材に応じた中で、ロシア軍が1991年時点の国境にまで撤退することが戦闘行為を終了させる上で唯一の道だと表明していた。
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