米ABC放送が警察の話として伝えたところによると、銃撃事件は16日午後2時45分ごろ（日本時間17日午前5時45分ごろ）に発生。放課後、生徒たちが下校する時間帯に銃声が数発鳴り響いたという。学校近くの路上で撃たれた4人は病院に搬送されたが、14歳、15歳の男性2人は頭部に致命傷を受けて死亡。15歳の男女2人は肩や腰のけがで治療を受けているが、命に別条はない。犯人は現在も確保できていないといい、警察は防犯カメラの画像を公開するなどして行方を追っている。5月にはテキサス州の小学校で児童19人と教師2人が犠牲に銃乱射事件が発生したほか、ニューヨーク州でもスーパーで男が発砲し10人が死亡するなど米国では銃による犯罪が相次いでいた。こうした事件を受け、米国のジョー・バイデン大統領は6月、銃規制を強化する法律に署名。この法律は18歳～21歳の銃購入希望者の審査を厳格化するほか、裁判所が社会にとって危険だと判断した人物によるピストルやライフルの所持を禁止する基準を定めるよう各州に奨励するもの。また、学校の安全や青少年のこころの健康を守るプロジェクトに財源を投入する内容も含まれている。関連ニュース