北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は19日、国家宇宙開発局が北西部東倉里(トンチャンリ)にある「西海(ソヘ)衛星発射場」で「偵察衛星の開発のための最終段階の重要な実験を、きのう行った」と発表した。
また、同紙によると、国家宇宙開発局は「2023年4月までに軍事偵察衛星1号機の準備を終える」と発表した。
日本の防衛省は、18日午前11時11分ごろと午前11時52分ごろ、北朝鮮西岸付近から弾道ミサイル2発が東の方向に発射されたと発表した。いずれも最高高度は550キロ程度、飛行距離は約500キロで、通常の軌道で飛行し、日本のEEZ(排他的経済水域)の外側の日本海に落下したと推定されている。
NHKは、北朝鮮の発表は18日の発射を指すものとみられると報じている。
北朝鮮が弾道ミサイルなどを発射したのは、11月18日にICBM(大陸間弾道ミサイル)級のミサイルを発射して以来で、2022年に入って35回目。
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