欧州がロシア産天然ガスの依存を減らす中、ロシアは中国への供給を拡大し、関係を強化している。露ガスプロムは21日、東シベリアのイルクーツク州にあるコビクタ・ガス田の操業開始にあわせて、サンクトペテルブルクで記念の式典を開催した。ガスプロムによると、このガス田の採掘可能な埋蔵量はおよそ1兆8000億立方メートルとロシア東部最大で、2019年に供給を開始した中国向けのパイプライン「シベリアの力」に接続される。計画では、2026年以降、年間270億立方メートルを生産するという。関連ニュース