ゼレンスキー大統領は共同記者会見で、「議会の変化にもかかわらず、両院、両党の支援が継続されることを私は確信している」と宣言した。
また大統領は議会に対し、総額450億ドルの追加支援を速やかに承認するよう呼びかけ、これらの資金はいずれも国際安全保障の強化に費やされると約束した。
このタイミングで訪米したことについて、ウクライナ側が戦況をコントロールしていることが後押しになったとし、西側の軍事支援に改めて感謝を示した。
日本時間未明にワシントン近くの空軍基地に到着したゼレンスキー大統領は、SNSの自身のページに「ウクライナの安定性と防衛力を強化するための一連の会談を行う。バイデン大統領とは二国間関係について話し合う」と投稿していた。
CNNなどによると、これまでに米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官はウクライナ紛争が「新たなフェーズ」に突入したと指摘。首脳会談について「米国が現在、そして今後も続けていくことを議論するだけでなく、最終的にどうやってゼレンスキー大統領のいう『公正な和平』の実現を試みるかについて、両首脳が面と向かって話し合うよい機会となる」と述べ、今後のウクライナへの軍事支援に加えて和平への道筋がテーマになる可能性を示唆していた。
一方でアントニー・ブリンケン国務長官は21日、米製対空防衛システム「パトリオット」を含む、18億5000万ドル(約2380億円)規模のウクライナへの追加軍事支援を決定したと明らかにしている。
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