2022年の成果として、4月の軍事パレードや、9月に開かれた北朝鮮の最高人民会議(国会に相当)で核兵器の使用条件などを定めた核政策に関する法令が採択されて「核保有国としての不可逆的な地位が強化された」ことなどが挙げられている。
また、「核武力の戦闘準備態勢とその実戦運用能力を確認」した9月と10月の一連のミサイル発射実験や、貯水池の水中発射場での「戦術核弾頭の搭載を模したミサイル」の発射訓練についても言及されているほか、軍事衛星の開発に関連した実験の成功や、「新型戦略兵器システム」用の高出力の固体燃料エンジンの試験についても触れられている。
さらに、大陸間弾道ミサイル「火星17」の発射実験は「北朝鮮が核の脅威にしかるべき形で対応する用意があることを証明した」と指摘されており、発射実験には北朝鮮の指導者・金正恩氏が妻と娘を連れて立ち合い、これは「軍人と人民の琴線に触れた」と強調されている。
韓国で先に、北朝鮮が2022年のミサイル発射に費やした金額が発表された。
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