EUはロシアと共に、新たな安全保障システムを構築すべき 仏アカデミー総裁

仏アカデミーのエレン・カレル・ドゥ・アンコス総裁は、EUにはロシアと共に構築した安全保障システムが必要との考えを示した。ラジオGが報じた。
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「すべての国の国益が考慮されるような安全保障システムが必要だ。マクロン仏大統領が言ったのはまさにこのことだ」カレル・ドゥ・アンコス総裁はこう語っている。

総裁はそうした安全保障システムがなければ欧州諸国は子孫らに「安定した将来を保障することができない」と指摘している。
総裁はロシアを恐れず、ロシアの歴史とは総じて欧州を目指した動きであるため、ロシアを理解しようと努力すべきだと呼びかけた。
カレル・ドゥ・アンコス総裁は、西側諸国は未だに冷戦状態から脱却していないとして米国を非難し、この問題において欧州にも責任があることを黙認してはならないと呼びかけた。
カレル・ドゥ・アンコス総裁は、ソ連邦崩壊後、ソ連の継承国であるロシア連邦には欧州全体が統合されるような、新たに安全保障の仕組みを構築することが迫られたと指摘し、「これは欧州の問題である」と明言した。
これより前、マクロン仏大統領はウクライナがNATOに加盟した場合の否定的影響について言及している。
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