読売新聞などによると、情報を要求したのは将官級の海自OBで、現役隊員に接触し、複数の隊員を経て1佐に依頼したという。依頼主のOBは在職時は1佐よりも階級の高い将官級幹部だといい、海上幕僚長、海将、海将補のいずれかに限られてくる。
自衛隊内の警察にあたる警務隊が1佐を特定秘密保護違反の容疑で捜査しており、防衛省は近く懲戒処分とする方針。また、ほかに関与した隊員についても処分を検討している。
防衛、外交、スパイ活動、テロ対策の4分野で計693件が特定秘密に指定されており、その半数以上の392件は防衛省の管轄となっている。
ロシア連邦保安庁(FSB)は9月、スパイ活動を行ったとして在ウラジオストク日本総領事館の領事を一時拘束した。ロシア外務省はこの外交官を国外追放処分とした。
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