バイデン氏はスピーチを終えると、即座に記者団からの質問が始まったのが聞こえているにも関わらず、くるりと背を向け、ホールから立ち去った。記者団から飛んだ質問は米国南部の国境線問題や、ウクライナ危機は2023年に終了するか等だったが、バイデン氏は振り向きもしなかった。
バイデン氏のおかしな挙動が社会の目にさらされたのは今回が初めてではない。4月初めにもオバマ前大統領の夫人のミシェル氏を当時の副大統領と呼んだり、カマラ・ハリス現米副大統領を大統領と呼び間違えたり、ロシアのプーチン大統領の苗字を誤って呼んだり、「ワクチン接種」と「エスカレーション」、「シリア」と「リビア」、「イラク」と「イラン」を混同したりとミスの例は後を絶たない。
12月22日、訪米したウクライナのゼレンスキー大統領がバイデン米大統領と共同会見をした際に、ゼレンスキー氏のスピーチの通訳はウクライナの「国のため」に財政支援をくださいと言う箇所で、ウクライナの「犯罪のために」くださいと訳してしまった。