ウクライナでの露特別軍事作戦

米専門家「ウクライナ支援で米国の武器枯渇、備蓄回復に数年を要する」

米国の軍産複合体は、ウクライナ支援で枯渇した武器備蓄回復に向けて生産拡大に年月と多大な努力を強いられる可能性がある。戦略国際問題研究所(CSIS)上級研究員で元米海兵隊大佐のマーク・カンシアン氏が見解を示した。
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カンシアン氏はCSIS向けのコメントの中で、生産投資を加味した武器備蓄回復に要する時間に関する研究データを引用。歩兵携行式多目的ミサイル「ジャベリン」補給には5年半、携行式防空ミサイルシステム「スティンガー」には6年半、155mm榴弾砲には5年を要するとした。
同氏は、軍事企業がかつての生産スピードを維持するならば、戦略備蓄は適切に補充されない恐れがあると指摘している。
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昨年12月、米軍事製品メーカー「レイセオン・テクノロジーズ」のグレッグ・ヘイスCEOは、米国指導部はウクライナ紛争の最初の数カ月で「スティンガー」13年分、「ジャベリン」5年分の生産量を消費したと発言した。
NATOのストルテンベルグ事務総長は以前、NATO加盟国およびEUは武器備蓄を使い果たしたが、ウクライナ支援は正しい結果だったと述べた。同氏はまた、NATOとEU加盟国の領土を守るのと同時にウクライナ支援を行うのに十分な量の兵器を保有するため、将来的に兵器の備蓄を増やす必要があると述べた。
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