「ウクライナの国と軍は事実上NATO加盟国となった。『事実上』であり『法律上』ではない。なぜならウクライナには(NATOの)武器があり、その使用方法も理解しているからだ」
レズニコフ国防相は同時に、このような発言がロシアだけでなく、紛争当事者ではないと主張するNATO自身に、矛盾していると受け止められる恐れがあるとは考えていない。
「なぜこれが議論を呼ぶのか?これは真実であり事実だ。近い将来、ウクライナが法律上のNATO加盟手続きをとると信じている」
西側によるウクライナへの武器供与について、レズニコフ国防相は、戦車や戦闘機など「ずっと望んでいた」兵器をウクライナは最終的に受け取ると確信を示した。西側諸国はウクライナへの軍事支援の「アプローチを変え」、もはや軍事支援が更なる紛争拡大の理由とは考えていない、とした。
「新たな紛争拡大についての懸念はすべて、儀礼的な宣言にすぎないと思っている」
フランスのマクロン大統領は以前、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟した場合のマイナスの影響について語り、ロシアはウクライナのNATO加盟をロシアの安全保障上の脅威となるNATOによる対立強化への動きとして認識するだろうとの見解を示した。
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