国産戦闘機の超音速飛行に初成功 韓国

韓国の防衛事業庁は17日、開発中の超音速戦闘機「KF-21(ポラメ=若鷹)の試作機が国産としては初めて超音速飛行に成功したと発表した。連合ニュースが伝えている。
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聯合ニュースによると、「KF-21」は南部・南海の上空1万2000メートルを飛行し、国産初の超音速飛行を達成。防衛事業庁は音速領域での安定性を確認できたとしていて、高度・速度をさらに高めながら検証を進めるとしている。
同庁の公式サイトには試験飛行の様子を撮影した映像も公開されている(この飛行は今月5日に行われたもので、音速飛行時のものではない)。
「KF-21」は韓国が開発を進める4.5世代ジェット戦闘機。2001年、当時の金大中大統領によって開発計画が発表され、21年に試作機が完成。22年7月からは試験飛行に移っている。
これまでの各国メディアの報道によると、システムの開発は2026年までに終了し、2028年には韓国空軍に40機が導入され、2032年までには合わせて120機になる。開発費は総額79億ドル(約1兆円)。
また、インドネシアとの共同開発の形をとっているものの、インドネシア側は開発費の2割を負担する契約なのに資金不足を理由に一部滞納するなど、協力体制に課題もある。技術面を鑑みても現状では韓国の純国産戦闘機と呼んで差し支えない状況になっているという。
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