戦車の供与でウクライナ危機は解決しない=トルコ大統領

トルコのタイイップ・エルドアン大統領はウクライナに戦車を供与することは危機の解決につながらないと表明した。
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エルドアン大統領はテレビ局TRTの取材に応じた中で次のように発言した。

「戦車の供与が危機解決の要素の一つとなるかは断言できない。これはリスクのある行為だ、武器商人の得にしかならない」

また、エルドアン大統領は発展途上国向けの食糧支援、肥料支援においてロシアとの協力を継続する姿勢を示した。
【解説】なぜロシア人はレオパルト戦車を恐れないのか、ロシアの戦車の特徴とは何か?
ドイツ政府は1月25日、14両の独製主力戦車「レオパルト2」をウクライナへ供与することを決定したと発表した。また、他国が「レオパルト2」をウクライナへ供与することも承認した。米国も同日、主力戦車「エイブラムス」31両のウクライナへの供与を決めている。
ドイツは「レオパルト2」供与と「エイブラムス」供与を連動させるよう求めている。ドイツのショルツ首相は、ドイツが一方的に行動した場合、ロシアの報復がある可能性を懸念している。ショルツ首相はまた、ドイツが紛争に直接関与していると受け止められたくないと考えている。
ドイツでは欧州評議会でベアボック外相がロシアと戦争をしているのだから団結すべきだと発言したことが大きな波紋を呼んでいる。
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