IOCは1月25日、ロシアとベラルーシのスポーツ選手を中立選手として国際競技に復帰させることを支持した。ただし、ウクライナにおける特別軍事作戦を積極的に支持するアスリートについては参加を認めないとしている。これに対しウクライナのミハイル・ポドリャク大統領府長官顧問はIOCを非難、ロシア側に買収され、そのプロパガンダを広めていると発言した。これについて IOC は誹謗中傷に他ならないと反発している。
バルト三国及びポーランドはIOCに対する要請の中でロシアとベラルーシのスポーツ選手を五輪に復帰させないよう要求したほか、両国の選手を追放した国際競技団体に謝意を表明、他団体もこの流れに続くよう助言した。今回の共同声明には、ユラテ・シュグジェネ教育科学スポーツ大臣(リトアニア)の指摘が引用されている。
「これは私が何度も言ってきたことで、自らの考えを変えてはいないが、スポーツは政治を超えるものではなく、政治の外にもない」
このようにシュグジェネ大臣は表明し、スポーツと政治を結び付けて行動する必要性をIOCに訴えた。
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