日本政府 フィリピンに6000億円規模の支援 安全保障分野での協力強化で一致

日本の岸田文雄首相は9日、フィリピンのマルコス大統領との首脳会談後の共同記者会見で、日本はフィリピンに対し、2年間で6000億円相当の政府開発援助(ODA)と民間投資を行う意向であると明らかにした。
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会見で岸田氏は、フィリピンは日本と海を隔てて接する隣国であり、基本的価値を共有する戦略的パートナーだと述べた。また岸田氏によると、マルコス大統領は会談で、自由で開かれたルールに基づく国際秩序への日本のコミットメントを歓迎したという。
【解説】フィリピンを軍事的悲劇に引き込む日本
岸田氏は、両国は日本とフィリピンによる共同軍事訓練を強化・円滑化するための枠組みの検討を継続していくことで一致したと明らかにした上で、安全保障分野での協力強化に向けた検討を進めていくとの考えを示した。
日本とフィリピンの首脳会談が開催される前に、日本で起きた一連の広域強盗事件をめぐり、フィリピンで拘束されていた4人の容疑者が全員日本に到着した。4人はマルコス大統領の訪日に合わせて日本に強制送還された。警視庁は4人をすでに逮捕し、詐欺事件と一連の強盗事件について捜査を進めている。
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