ゼレンスキー氏が独メディアに告白、ミンスク合意を遵守するつもりは毛頭なかった

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、 ドイツのアンゲラ・メルケル首相(当時)およびフランスのエマニュエル・マクロン大統領に対し、ウクライナ東部における停戦を定めた「ミンスク合意」は「遂行できない」こと、またこの合意を遂行する予定もないことを事前に伝えていた。独誌「デア・シュピーゲル」の取材に応じた中で明らかにした。
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ゼレンスキー大統領は取材の中で次のように発言した

「ミンスク全体について言えば、私はエマニュエル・マクロンとアンゲラ・メルケルに言ってやった。我々はこの形では実行できないと」

ゼレンスキー氏によると、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と2019年に初めて会談(フランス、ドイツ、ロシア、ウクライナからなる紛争解決のための「ノルマンディ・フォーマット」)した際にも同様の発言をしたという。

「私は彼(プーチン大統領:スプートニク通信)に同じことを言ってやった。あとの二人と同様に。彼らは目を丸くして答えた。そんなことを私たちが事前に知っていたら、この会談の意味も変わっていたでしょう。サミットを開催するまえに問題になっていたはずです」

ゼレンスキー氏によると、ウクライナ側は捕虜を交換するためだけにミンスク合意を活用していたという。
ウクライナでの露特別軍事作戦
【解説】ミンスク合意とは何か? なぜ履行されなかったのか?
2022年12月、メルケル前首相は、「2014年のミンスク合意は、ウクライナに時間を与えるためのものであり、その間にウクライナ軍の増強を図るものであった」と独紙のインタビューで発言した。フランスのオランド前大統領もメルケル氏の発言を認めており、地政学的な状況はウクライナにとって有利ではなく、西側諸国は一息つく必要があったと述べている。
ウクライナのポロシェンコ前大統領は、英テレビ局「BBC」のドキュメンタリー番組に出演したなかで、ドンバスでの紛争を解決するために2015年に調印されたミンスク合意(ミンスク2)によって、ウクライナは8年間にわたり、軍隊、経済、そして「世界的な親ウクライナ・反プーチン連合」を構築することができたと述べていた。
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