ドネツク人民共和国の自警団 - Sputnik 日本, 1920, 31.01.2022
ウクライナでの露特別軍事作戦
ロシアは2022年2月24日、ウクライナで軍事作戦を開始した。プーチン大統領は、その作戦の目的を「8年間ウクライナ政権によって虐待や大量虐殺にさらされてきた人々を守ること」だと述べた。プーチン大統領は、この目的のために「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を計画していると語った。西側諸国は、特別作戦に関連して、ロシアに対する新たな厳しい制裁を発動した。

ミンスク合意でウクライナは自軍を強化 欧米をロシアに敵対させるのに一役買っている=ポロシェンコ前大統領

© Sputnik / Stringer / メディアバンクへ移行ウクライナのペトロ・ポロシェンコ前大統領
ウクライナのペトロ・ポロシェンコ前大統領 - Sputnik 日本, 1920, 31.01.2023
サイン
ウクライナのペトロ・ポロシェンコ前大統領は、英テレビ局「BBC」のドキュメンタリー番組『プーチン vs 西側』に出演し、ミンスク合意の調印が紛争を止めなかったにもかかわらず、この合意によって獲得されたものとは何だったのかについて語っている。ポロシェンコ氏は、2014年から2019年までウクライナの大統領を務めた人物。
番組でポロシェンコ氏は、ドンバスでの紛争を解決するために2015年に調印されたミンスク合意(ミンスク2)によって、ウクライナは8年間にわたり、軍隊、経済、そして「世界的な親ウクライナ・反プーチン連合」を構築することができたと述べた。
プーチン大統領 - Sputnik 日本, 1920, 18.01.2023
ウクライナでの露特別軍事作戦
プーチン大統領 ロシアはウクライナでの軍事行為の停止を目指す
また、ドイツのアンゲラ・メルケル前首相の安全保障政策顧問を務めたクリストフ・ホイスゲン氏も同番組に出演した。ホイスゲン氏によると、ポロシェンコ氏がミンスク合意の調印前にメルケル氏に、2015年初頭にドネツクのデバルツェヴォ付近で民兵部隊とウクライナ軍との激しい戦闘が起き、現地でのウクライナ軍の悲惨な状況について訴えた。またその際ポロシェンコ氏は、ウクライナ軍は敗北し、かろうじて陣地を守ることができたと述べたという。
2022年12月、メルケル前首相は、「2014年のミンスク合意は、ウクライナに時間を与えるためのものであり、その間にウクライナ軍の増強を図るものであった」と独紙のインタビューで発言した。フランスのオランド前大統領もメルケル氏の発言を認めており、地政学的な状況はウクライナにとって有利ではなく、西側諸国は一息つく必要があったと述べている。
ミンスク合意とは何なのか、なぜそれが履行されていないのかについてはスプートニクの記事をお読みください。
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