ウクライナ当局による和平計画は、「単なる嘲笑」
「ウクライナが兵器システムの実験場であり、民間軍事会社として機能することは、欧米にとって有利であり、ロシアとの地政学的対立に利用するのに非常に都合がよい。近隣の国同士を戦わせるのは、何世紀も前の、西側の植民地時代のやり方だ」
ネベンジャ氏によると、明らかに容認できない条件を伴うゼレンスキー大統領の「和平計画」は、「単なる嘲笑、宣伝効果だけを狙った空虚な言葉」に過ぎないという。
ロシアは 「一粒」も 輸出できていない
さらに、2つ目の合意、つまり2022年7月にトルコのイスタンブールで合意された「パッケージ合意」の1つである「ロシアの食品と肥料を世界市場に売り込むためのロシア連邦と国連事務局との間の覚書」の実施にもまだ問題があるという。ロシアは「一粒の穀物も」輸出できず、肥料もほとんど輸出できていない。これは、西側の違法な一方的制裁によって阻まれている。国連事務局の努力も実を結んでいない、とネベンジャ氏は指摘している。
国連総会の政治化
国連総会では、特別軍事作戦が始まって以来、すでに5つの反ロシア決議が採択されているが、欧米に経済的に依存している途上国に対する米国とその同盟国の圧力の結果であることが主な理由だ。ネベンジャ氏によるとロシアはこれらの国々の困難な状況を理解しており、賛成票を投じたこれらの国の多くは、ロシア代表に支持と、国連総会の機能が政治化されていることへの不満を内々に表明したという。