記事では次のように述べられている。
「米政府高官はウクライナ政府関係者にATACMSミサイルの予備がないことを告げた。ATACMSミサイルをウクライナに供与すれば、米国の備蓄が減り、今後の戦闘に備えた米軍の準備態勢に支障をきたす」
また、米軍がATACMSミサイルの供与をためらう理由の一つは、米国の備蓄弾薬を一定水準に維持したいためだと指摘されている。
一方、ウクライナは、米国から受けた資金援助で同盟国からのATACMSミサイル購入について米国から承認を得る可能性を検討している。同紙によると、韓国、ポーランド、ルーマニア、ギリシャ、トルコ、カタール、バーレーンがATACMSミサイルを保有しているという。
ウクライナのゼレンスキー大統領は昨年12月の訪米で、ATACMSミサイルのウクライナへの供与をバイデン米大統領に再度懇願した。しかし、供与しないという米国側の姿勢は変わらなかった。
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