伊元首相のゼレンスキー批判、国民の不満を体現

イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ元首相はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を痛烈に批判する演説を行ったが、それはウクライナ問題に対する一般市民の怒りを反映したものに過ぎない。ヴェネト州議会のステファノ・ヴァリデガンベリ議員がスプートニク通信の取材に応じた中で指摘した。
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ベルルスコーニ元首相は12日、ゼレンスキー大統領の行為を厳しく批判し、「ドンバス地域にある二つの自治共和国に対する攻撃を止めていれば済んだ話」であり、この破壊的な衝突が起こることはなかったと指摘した。元首相はミンスク合意を軽視したゼレンスキー氏の振る舞いを「極めてネガティブに評価」していると発言、会談を希望することは無いと発言していた。
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この演説についてヴァリデガンベリ議員は取材の中で次のようにコメントした。

ベルルスコーニ元首相はイタリア人の大半がゼレンスキーについて思っていることを言っただけです。世論調査によると、イタリア人は戦争、兵器供与に反対しています。今日、私は多くの人々からその声明(ベルルスコーニ元首相)を支持するという声をよく耳にします。

1月末に伊紙ラ・スタンパが行なった世論調査によると、国民の52%はウクライナへの兵器供与に反対している。また68.5%はNATO(北大西洋条約機構)がロシアとウクライナの紛争に介入することを支持していない。ドイツが戦車供与でウクライナ政府を支援する必要があると回答したのは33.9%だった。58%は戦車供与に反対した。
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また、伊紙コリエーレ・デラ・セラが前日に行なった世論調査によると、対ロシア制裁を支持すると答えた市民の割合は46%にまで減少し、反対と答えた市民は37%に上昇した。1年前は制裁支持が55%、制裁反対は31%だった。
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