先に、ベアボック外相はミュンヘン安全保障会議のパネルディスカッションにおいて、紛争地域に兵器を供給しないという原則を放棄したドイツの例を挙げ、プーチン大統領も「360度」方針転換すれば、全世界を幸せにできるだろうと発言。ベアボック外相は「180度」と「360度」を言い間違えたとされる。
この発言をめぐり、メドベージェフ氏は自身のツイッターに次のように綴った。
「こんな無知な人々が欧州を牛耳っているなんて、とても可笑しい。アンナレーナ・ベアボック氏は、ロシアが立場を360度変えても構わないと言った。つまり、そのままでいいと。間違いない、幾何学の専門家さん、そうなりますよ。我々は我々の立場を貫く」
ミュンヘン安全保障会議は17日に開幕。ロシアとの対話なしに安全保障を構築し、平和を目指すことは不可能であるという多くの政治家や専門家の懸念にもかかわらず、ロシアは2年連続で会議に不参加。会議の中心テーマは、ウクライナ危機。昨年の会議で、ゼレンスキー大統領はウクライナの核兵器放棄を見直すと脅しをかけた。
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