岸田首相は、記者団に対し「一昨日のICBM(大陸間弾道ミサイル)級の弾道ミサイル発射に続く北朝鮮の弾道ミサイル発射なので、国連安保理に対して緊急会合の招集を要請している。引き続き情報収集や警戒監視、日米、日米韓の連携を深めていかなければいけないと認識している」と話した。
国連安保理のスケジュールによると、北朝鮮に関する緊急会合は、現地時間20日午後3時(日本時間21日午前5時)に開始される予定。
日本の防衛省によると、20日午前6時59分ごろおよび午前7時10分ごろ、北朝鮮西岸付近から計2発の弾道ミサイルが東の方向に発射された。1発目は最高高度約100キロ、飛行距離約400キロで、2発目は最高高度約50キロ、飛行距離約350キロと推定されている。いずれも日本のEEZ外に落下したとされている。
一方、北朝鮮は、20日午前7時に朝鮮人民軍が600ミリ口径の「超大型ロケット砲」と呼ぶ短距離弾道ミサイルの射撃訓練を行ったと発表した。訓練では、発射地点から395キロと337キロの先の日本海上に設定された目標に向けて2発発射したとしている。
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