日本 北朝鮮の相次ぐミサイル発射を受け、国連安保理の緊急会合を要請=岸田首相

日本の岸田首相は、18日と20日に北朝鮮がミサイル発射を行ったことを受け、国連安全保障理事会の緊急会合の招集を要請したことを明らかにした。
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岸田首相は、記者団に対し「一昨日のICBM(大陸間弾道ミサイル)級の弾道ミサイル発射に続く北朝鮮の弾道ミサイル発射なので、国連安保理に対して緊急会合の招集を要請している。引き続き情報収集や警戒監視、日米、日米韓の連携を深めていかなければいけないと認識している」と話した
国連安保理のスケジュールによると、北朝鮮に関する緊急会合は、現地時間20日午後3時(日本時間21日午前5時)に開始される予定。
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日本の防衛省によると、20日午前6時59分ごろおよび午前7時10分ごろ、北朝鮮西岸付近から計2発の弾道ミサイルが東の方向に発射された。1発目は最高高度約100キロ、飛行距離約400キロで、2発目は最高高度約50キロ、飛行距離約350キロと推定されている。いずれも日本のEEZ外に落下したとされている。
一方、北朝鮮は、20日午前7時に朝鮮人民軍が600ミリ口径の「超大型ロケット砲」と呼ぶ短距離弾道ミサイルの射撃訓練を行ったと発表した。訓練では、発射地点から395キロと337キロの先の日本海上に設定された目標に向けて2発発射したとしている。
2023年に入って以降、北朝鮮は1月1日に弾道ミサイルを発射。今月18日には大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」を発射した。
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