会談後の記者会見は英放送局「Sky News」などが中継した。
その中でスナク首相は、英国とフランスはウクライナの海兵隊員を訓練することで合意したと明らかにした。ウクライナが「戦場での決定的な優位性」を得るためだと強調している。
また、マクロン大統領はウクライナ情勢をめぐり、次のように述べている。
「英仏両国はウクライナ情勢に関して同じ見解を持っている。ロシアを勝たせてはならない。我々は初期からウクライナを支援している。同時にこの紛争が全世界に広がらないようにしなくてはならない」
「紛争の飛び火」を懸念する一方で、マクロン大統領は「ウクライナがしようとしている反転攻勢を助ける」と表明。戦闘機や重戦車の供与も排除しないと述べた。
これまでにフランスは60台の装甲車や対戦車地雷、18台の自走榴弾砲「カエサル」などをウクライナに供与。英国も主力戦車「チャレンジャー2」をはじめ、200台の装甲戦闘車両などの約束をしている。
会談では二国間関係についても話し合われた。原子力の平和利用におけるエネルギーパートナーシップの促進や英仏海峡を渡って英国に入る違法移民対策での協力などで一致した。
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