記事では「インドは、60ドルの原油価格の上限を含む西側の対露制裁に違反することはない」と伝えられている。
また、インドは貿易業者や銀行に対し、この規則に従うよう求めたという。
記事では「インドはG20会議の傍ら、米国やG7諸国と詳細な協議を行い、取引に満足しているとみられる」と指摘されている。
ロシア産石油製品に対する上限価格は2月5日から施行されている。EUはロシア産石油製品の輸入を禁止し、同時にEU、G7諸国、豪州は石油製品の上限価格を設定した。上限価格は、プレミアムを上乗せして取引されるものは1バレル=100ドルに設定され、割引価格で販売されるものは1バレル=45ドルに設定された。
一方、ロシアのプーチン大統領は昨年末、日本を含む西側諸国によるロシア産石油の上限価格設定への対抗措置を定めた大統領令に署名した。契約書に上限価格が直接的、あるいは間接的に示されている場合は原則として輸出を禁止する。石油については2月1日に発動し、期限は7月1日まで。その他石油製品については今後、内閣が発動日を定める。
関連ニュース