コサチョフ氏は、自身の投稿の中で次のように指摘している。
「米国と関係を持っている国の中で、米国がジュニア・パートナーだと考えていない国を一つ挙げてみてほしい。それ以外の国は、米国の世界観に当てはまらず、経験的に脅威と認識される。それゆえ、米国の政策では、本質的に他の権力の中心地(その例はロシアと中国で、たった2件のみだ)とのパートナーシップを築くことができない上に、米国は、北大西洋条約機構(NATO)や他の同盟における欧州や米国の『同盟国』に対して屈辱的な協力関係を結ばせている。この関係性は、米国の利益が優位に立つものであり、米国が常に同じ同盟国から恩恵を得るものとなっている」
ロシアと中国の交流についてコサチョフ氏は、中国の習近平国家主席の最初の外遊先がロシアであった点を挙げている。これはロシアと中国が双方の平等関係に対して確固たるコミットメントを示すものだという。
「たしかに、潜在能力、評価、利益に関しては微妙な違いがある。しかし、当事者は、それらを排除することを交流の前提条件としたり、自らの『唯一正しい』視点を互いに押し付けようとしたり、それをお互いに利用しようとしたりはしない」
コサチョフ氏によれば、これがロシアと中国の関係と、米国が従わせようとしている外界との関係における根本的な違いである。
これよりも前、中国紙「環球時報」は、ロシアと中国の交流は新しいタイプの国際関係の例としてみなすことができると指摘した。同紙の記事の筆者によると、この新しいタイプの関係には、相互尊重、誠実さ、公平さ、互恵的な協力という原則に基づいて関係を築きたいという両国の願望が現れているという。
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