米国が核兵器に関する情報をロシアに提供しないのは新START条約への違反=露リャブコフ外務次官

米国はロシアと異なり、自国側で新START条約(新戦略兵器削減条約)を正式に停止していない。従って、その条約の規定を完全に履行する義務がある。ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務次官がスプートニクにこのように語った。
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3月29日未明、ホワイトハウスと米国防総省の高官は、配備された核弾頭とその運搬装置に関する情報の提供をロシア側から拒否されたため、米国はロシア側に情報を提供しないと発表した。米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、米大統領府関係者の話として、この措置はロシアが新START条約への参加を停止したことを受けて米政権がとった最初の措置であると報じている。この措置は、ロシアに同条約への復帰を促すものでなければならないものだという。
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米国の声明についてリャブコフ氏は、ロシアが新START条約への参加を停止したことは、米政権が同条約の条項を遵守していないことに起因しており、情報の提供拒否は違反リストに追加されるだけだと述べた。
さらに、リャブコフ氏は、すべての法的手続きを順守し、情報交換を含むすべての条項を自ら停止している新START条約に対するロシアの立場を変えることはないと指摘した。また、同氏は、ロシアが同条約で定められた中心的な数量制限を遵守する義務を自発的に引き受けたと強調している。
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