3月29日未明、ホワイトハウスと米国防総省の高官は、配備された核弾頭とその運搬装置に関する情報の提供をロシア側から拒否されたため、米国はロシア側に情報を提供しないと発表した。米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、米大統領府関係者の話として、この措置はロシアが新START条約への参加を停止したことを受けて米政権がとった最初の措置であると報じている。この措置は、ロシアに同条約への復帰を促すものでなければならないものだという。
さらに、リャブコフ氏は、すべての法的手続きを順守し、情報交換を含むすべての条項を自ら停止している新START条約に対するロシアの立場を変えることはないと指摘した。また、同氏は、ロシアが同条約で定められた中心的な数量制限を遵守する義務を自発的に引き受けたと強調している。
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