キャスティング・ディレクターとして働くウクライナ人男性のサーシャさん(35)は、徴兵された場合に備えて、キーウ(キエフ)で民間の軍事訓練コースを受講しているという。サーシャさんは「遅かれ早かれ自分は徴兵され」、「誰もが待ち望んでいる反攻のことを考えると、市民としての生活を送る日々は残り少ない」ことを確信している。
別のウクライナ人男性のアレクサンドルさん(52)は、職場の人事部を通して徴兵の通知が届いたという。アレクサンドルさんによると、前線に行く準備はできているが、身の安全を心配しており、「今、私たちは何が起こっているのかを理解し、より恐ろしく感じている」と語っている。
ウクライナのメディア自体も「徴兵の包囲網」について繰り返し報じている。現地では、軍が動員された人々を集合場所に救急車で移動させたり、公共サービスの職員が召集状を配布している可能性があるという。
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