ディフェンス・ニュースによると、ストライカー装甲車をベースにしたレーザーシステム「Directed Energy Maneuver-SHORAD」の試験は、米アリゾナ州のユマ試験場で実施された。
ラッシュ氏は、50キロワットのレーザーを備えた同システムはドローンにはうまく対処できるが、ミサイルや砲弾、迫撃砲弾の迎撃に関してはいくつかの問題があると強調している。
なお同氏は、このような防空システムの開発にかかる費用はかなり高いが、同システムから1回撃つのにかかる費用は従来の砲弾の数分の1だと指摘した。
ディフェンス・ニュースによると、米軍は今年、引き続きテストを行い、その後、兵器を使用するための戦術と技術の策定に着手する。
スプートニク通信は昨年5月、ロシアのボリソフ副首相を引用し、5キロ離れた地点から5秒でドローンを燃やすことができるレーザーの試験をロシアが実施したと報じた。ボリソフ氏によると、この新たなシステムは2018年にロシアのプーチン大統領が発表したレーザーシステム「ペレスヴェート」の威力さえもすでに上回っている。
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