外務省の発表によると、林外相は「次期戦闘機の共同開発に触れつつ、安全保障分野での協力を進めていくことへの期待を表明した」という。また、両外相は、映画共同製作協定の署名に向けて協力していくことで一致した。さらに、林外相は、EU(欧州連合)による日本産食品輸入規制措置の早期撤廃への協力を改めて求めたとのこと。
昨年12月、日本、英国、イタリアは2035年の配備を目指して次期戦闘機を共同開発する「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」を開始することで合意した。日本はF2戦闘機、英国・イタリアはユーロファイター・タイフーンの後継機とする。3月には東京で3カ国の防衛相による初会合が行われた。
3カ国は2023年末までにも開発に向けた新組織を立ち上げる方向で調整している。また、2024年ごろまでに機体のコンセプトやGCAPの体制を決める。機体開発を統括するのは日本の三菱重工業と英航空・防衛大手のBAEシステムズ、伊防衛大手レオナルドの3社。
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