西側諸国によるウクライナへの兵器供与

ウクライナに供与された戦車は、即戦力になりうるのか 米国の専門家が解説

米国とその同盟国がウクライナに約束済みの戦車をすべて供与したとしても、その戦車が紛争に直ちに影響を与えることはない。米テレビ局「CNN」が、専門家の話を引用して伝えている。
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専門家によると、ウクライナに供与された戦車をめぐる問題には、ウクライナ軍の訓練が挙げられるという。西側の戦車は複雑な兵器であり、戦場では戦車の中枢部分である高度な電子・コンピューターシステムが効果を発揮することが多い。同局 によると、このシステムが標的を発見し、戦車の主砲は目標に照準を合わせて撃つという。
さらに専門家は、車両のメンテナンス、修理、必要なスペアパーツの供給に関しては「戦車の乗組員に対する訓練から、ウクライナ東部の前線から何百、何千キロも離れた場所にある車両をサポートする物流経路に関することまで、さまざまな訓練が必要なのだ」と語っている。
西側諸国によるウクライナへの兵器供与
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英国の防衛産業の専門家であるニコラス・ドラモンド氏によると、ウクライナ兵に戦車の整備を教える能力は、ウクライナ兵が使用する戦闘車両の種類よりもはるかに重要な点だという。
同局によると、もう1つの問題は物流。戦車のメンテナンスは、スペアパーツに関わるサプライチェーンが長いために支障が生じるという。シンガポール国立大学リー・クアンユー公共政策大学院の客員上級研究員であるドリュー・トンプソン氏は、(米国製の)エイブラムス戦車のサプライチェーンは長く、「米国まで及ぶ」と指摘している。
スプートニクが先日、ロシアの軍事専門家リトフキン氏の言葉を引用したところによると、ウクライナに到着したフランス製装輪装甲車「AMX-10RC」には欠点があるという。
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