アビド氏によると、WHOはスーダン国内にある生物研究所の所長から、いずれかの交戦勢力に占拠され、研究所が軍事拠点にされていると報告を受けた。アビド氏は次のように警告する。
「これは極めて危険だ。なぜなら、研究所内にはポリオや麻疹、コレラの病原体サンプルがあるからだ。そのため生物災害の大きなリスクがある」
スーダンでは4月15日から正規軍と即応軍の戦闘が始まった。スーダン保健省は、これによる死者が最大で600人に達するとしている。また、WHOは25日、一連の衝突でこれまでに少なくとも459人が死亡し、4072人がけがをしたと発表した。
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