研究チームは、インターネットの利用が認知症の発症リスクにどのように影響するかを調査した。研究には、認知症ではない50歳から64.9歳までの1万8000人以上が参加した。観察の結果、インターネットの定期的な利用は時々利用する場合と比較して認知症の発症リスクを約50%低下させることが示された。これは学歴、人種、性別、世代にかかわらず同じだった。なお、認知症の発症リスクが最も低かったのは、インターネットを1日に6~12分以上利用した人たちだった。
論文では「オンラインコミュニケーションは、脳老化を補正して認知症のリスクを低下させることができる認知予備力の発達と維持に役立つ」と指摘されている。一方、研究チームは、インターネットの過度な利用は悪影響を及ぼす可能性があると強調している。研究チームは次の研究でこの問題を調査する意向。
スプートニク通信は先に、深刻な症状が出る15年前にアルツハイマー病やパーキンソン病を検出する新型「イヤホン」が開発されたと報じた。
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