スプートニクの消息筋の話では、ウクライナの航空目標の検出、追跡、撃墜がオペレーターの関与なしに完全自動で行われたのは今回が世界で初めて。S-350 「ヴィーチャシ」の発射したミサイルによってウクライナの複数の戦闘機とドローンが撃墜された。
S-350の自動制御モードでは、実際の空戦状況に応じた判断を行うのは人工知能。オペレーターはS-350の動作を監視し、S-350が自動選択した動作のアルゴリズムを確認したのみで、干渉はしていない。
消息筋はまた、S-350 「ヴィーチャシ」がアクティブモードーとパッシブモードの両方で動作したことを明らかにしている。これはS-350の妨害防御を強化し、標的を検出し、分類する能力を向上させるために必要。
公開情報ソースによると、S-350 「ヴィーチャシ」は、航空機、ドローン、巡航ミサイルなどの空中目標を最大120~150キロの射程距離で、弾道ミサイルであればを最大25キロの射程距離で撃墜が可能。撃墜が可能な標的の最大速度は秒速2キロメートル。
これより前、スプートニクは、米国の対空防衛ミサイルシステム「パトリオット」の技術上の能力と不備について報じている。
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