西側諸国によるウクライナへの兵器供与

米国、ウクライナに劣化ウラン弾供与を計画=米紙

米国のジョー・バイデン政権は、ウクライナに対して劣化ウラン弾の供与を計画している。米政府高官の話として米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」が伝えている。
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同紙によると米国政府は、ウクライナに引き渡す米製戦車「M1A1エイブラムス」用の砲弾として、劣化ウラン弾を供与する計画だ。劣化ウラン弾をめぐっては、すでに英国が戦車「チャレンジャー」用の砲弾として供与を決定している。
米政府高官によると、劣化ウラン弾供与に向けた深刻な障害はない。米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官も以前、劣化ウラン弾は「広く普及しており、リスクもない」と表明している。しかし、一部のホワイトハウス高官は、「人々の健康や環境に悪影響を及ぼすリスクがある兵器を送った」と批判されるのを懸念しているという。
【図説】劣化ウラン弾とは何か?
さらに同紙は、人道的懸念から国際条約で一部諸国が製造や使用を禁止しているクラスター爆弾の供与についても、米政府内で議論が進んでいると指摘している。これまでにウクライナは、米製クラスター爆弾「МК-20」の供与を要請していた。米国防総省は、クラスター爆弾が「非常に効果的」として、供与に前向きな構えを示している。
これまでにスプートニクは、劣化ウラン弾使用の危険性について、ロシアの生化学者ヴァレリー・ステパネンコ氏に話を聞いた。
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