ビルド紙は「火力の面ではプーマは実際すばらしい」というある独軍人のレビューを引用して報じている。だが、ビルト紙は、プーマの開発者らは装甲の質の改善にあれだけの注意を払い、納税者らから集めたの多額の資金を費やしておきながら、どうやってプーマを戦地まで送り届けるかについては何も考えなかったのだろうかと頭をひねっている。
ビルド紙によると、プーマ装甲歩兵戦闘車は長い間、運に見放されて続けている。エンジニアらは2015年の就役以来、技術上な問題に苦戦しており 、2022年12月には、訓練中に1両が炎上したため、独政府は新しいプーマBMPの購入を一時停止した。それでもウクライナへの装甲車両の供与問題は急いで解決しなければならない。なぜなら、ウクライナへ渡された独の レオパルト2戦車はロシア軍の撃破ですでに戦場で燃え尽きつつあるからだ。
しかし、プーマ装甲歩兵戦闘車は簡単にはウクライナに到着しない。独連邦軍報道官が『ビルト』紙に語ったところによると、唯一の解決策はプーマを分解した状態で鉄道輸送し、現地に到着後、車両を再び組み立て、使用可能にする方法。独連邦軍は試算では、14台のBMPを24時間以内に列車に積み込むことができる。この計算だと、44両編成の大隊全体は数日で輸送できる。しかし、ウクライナへのプーマの輸送にはもうひとつ障害がある。それは車両を鉄道に積み込むためのクレーンの台数不足だ。ビルド紙によれば、独連邦議会は「将来、この問題を解決したい」と述べるにとどまった。
スプートニクは、ウクライナが、西側の武器の未履行の供給契約や壊れた状態で供与された武器に対して、すでに8億ドルを支払ったと報じている。
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